ECLIPSE TD　の　フラッグシップ　TD712z　の　納品

 昨日、石川県白山市にて、

ホームシアター用のフロントスピーカー２本を配達・設置してきました。

ECLIPSE TD　のフラッグシップ　TD712z　です。

原音忠実再生のスピーカーを今回はラックの上に設置のため、

普通ならセンタースピーカーに使うショートスタンドをフロントのLRに設置しました。

もともと、TD５１０をお使い頂いただいたのですが、今回、システムアップで、 富士通テンで一番素晴しいスピーカーＴＤ７１２zを選択されました。TD712zとTD510の違いをよく聞かれるのですが、

　　　　　　　　　　　　　　　　　ＴＤ７１２z　　　　　　　　　　ＴＤ５１０

ユニットが大きくなっていることで、少し低域がＵＰします。また、許容入力が大きいため、少し音量が大きくなっても、 うるさく感じない音色で、迫力のあるシーンの映画にはもってこいです。なんといってもスタンド一体型で、スタンドとのセットでの設計なので、 音のバラスが良く、インシュレーターまで、付いているので、設置性などあらゆる点で、ＴＤ５１０よりも上回ります。 ＴＤ５１０は１０CMのユニットで、高域の20KHzを少し無理やり、作った感があるので、 ＴＤ７１２ｚは１２ＣＭのユニットで高域にも余裕があります。

　設置後、お客様と一緒に色々なＢＤソフトを視聴しました。この時がこういう仕事をしてて、一番楽しい瞬間ですねぇ。それはさておき、 その時の問題が、センタースピーカーが　あったほうが良いか?　ないほうが良いか？　でした。

　ソフトを２・３本、センター　あり　と　なし　とで　聞き比べました。

設置環境は　６畳。８０インチ。そして、視聴の位置が少し上向き。と言うことで、色々どちらか聞き比べ悩みましたが、 結果はセンターなしのＬＲでのファントムが良いと言う結果になりました。

　映画の視聴では台詞の部分はセンタースピーカーから出ることになるのですが、センターありにするとどうしても、 センターのＴＤ５０８から鳴っているのが分かり、画面の外からセリフが聞こえてきて、違和感がある感じがしました。部屋の環境（６畳） でどうしてもセンタースピーカーとの視聴の距離が近かったからでしょう。

　センターなしのファントムで視聴すると、音のつながりは格段によくなり、また、 セリフが画面の中央から聞こえてくるように感じました。もともと、ＬＲ（左右）　の　ＴＤ７１２ｚ　と　Ｃ（センター） 　ＴＤ５０８IIだと、同じ卵形ですが、スピーカーの質も違いますし、グレードも違いすぎますので、お客様との合意で、 ファントムが良いと言うことになりました。センターがあった方が良いと言う人もいるかもしれませんが、視聴してみて、 違和感があるようであれば、ＬＲをグレードの良いスピーカーにして、ファントムにするという選択もありかなぁ～と思います。

映画や音楽にとってスピーカーから鳴っていると言うのが　分かると言うことは　極力避けたいですからねぇ～。

　エクリプスのスピーカーは明瞭性、透明性、分解能、音色の正確性がとても良いのですが、 他のスピーカーとは格段に違う音像の定位が抜群に素晴しいです。ファントムにしても違和感なく、 鳴ってくれるところが、素晴しいですねぇ～。

エクリプスのスピーカーはピュアオーディオでも、最適ですが、

ホームシアターのスピーカーでは　スピーカー設置のレイアウトや音のつながり、音像定位においては最適なスピーカーだと思います。当店、 もちろん店長のオススメの商品です。